新しい年の始まりに富士山の頂を目指す――それは多くの登山愛好家にとって憧れのチャレンジです。しかし、冬季の富士山登山は、夏季に比べて格段に厳しい条件が伴います。
美しい初日の出を目指す登山。登山禁止ではないですが、登山は自己責任でと言うことになります。
それほどまでに、冬の富士山登山は厳しさが伴います。
ここでは、冬の富士山への登山における心得や必要な準備について、丁寧に解説していきます。
富士山で初日の出が見たいけど冬は登山禁止なの?
富士山の元旦登山は禁止ではないですが、自己責任で登山してください。と言うぐらい富士山での元旦登山は、ベテラン登山家でも容易ではないそうです。
とは言え、山頂で迎える「初日の出」は醍醐味ですよね。この壮大な景色を目指して、多くの方が苦労しながらも一歩一歩を踏み出します。
山を登りきった先に見る初日の出は、その努力に相応しい感動と達成感を与えてくれます。
山の頂から見るダイヤモンド富士も美しいですが、頂上からのご来光は、疲れた心と体に深く染み入ります。 新しい年を迎えるにあたり、富士山での初日の出は、一年の始まりを華やかに彩り、過程の困難さをも次第に小さく感じさせてくれるでしょう。
そして、富士山は素晴らしいパワースポットです。山頂に立った時の景色は、言葉では表せないほどの絶景です。
富士山元旦登山のための心得
富士山への登山は、主に夏の7月から8月にかけてがベストシーズンです。この時期には山小屋が開かれ、携帯電話の電波も届きますので、初心者の方でも比較的安心して登ることができます。
しかし、新年を迎えての元旦登山は、これらのサポート施設が閉まっているため、事前の準備と適切な技術が求められます。
富士山登山は禁止されていないものの、難易度が高いため慎重に考える必要があります。安全第一で、しっかりとルールを守りながら登山に挑みましょう。
シーズン外の富士山に挑む際には、「登山計画書」の提出が必須です。この計画書には、登山の日程やルートなど詳細を記入し、万が一の事態に備えて山梨県警や静岡県警に提出します。
冬の富士山は、一般的な登山よりもはるかに危険が伴います。アイゼンやピッケルのような専門的な装備を用意し、強風や滑落のリスクに備えましょう。
自然の力には逆らえませんが、万全の準備で自己防衛することが必要です。
突風で風速15〜25m/s以上の風が吹きます。もっと強く吹く事もあります。
気温は-17℃前後。 富士山の山肌は、降った雪が溶けて寒さで固まってを繰り返し、アイスバーンになっているのです。
風に煽られたり、足を滑らせて何百メートルも滑落する事故が起きます。 冬の富士山は滑落の多い山です。
【まとめ】富士山で初日の出が見たいけど冬は登山禁止なの?
元旦に富士山へ登ることは可能ですが、登山経験が少ない方や初心者には難易度が高すぎるかもしれません。 富士山からの初日の出は非常に貴重な体験ですが、それに伴うリスクも高いです。 冬季の登山は、豊富な経験を持つ登山者でさえ命を落とすことがあるため、登山を決断する際は、天候や体調を十分に考慮した上で行動してください。
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